
2010年09月30日
経験

瀬戸大橋が完成して22年
この大橋が いつでも見れる位置に住んでいても
この場所へ来ると
すごく いい場所だと感じます
初めて 四国に来た人が この場所に来たとしたら
どれだけ感激するだろうか?
そんなことを考えながら 景観に酔いしれました
瀬戸大橋の工事に関わったことも いい思い出です
海の中の 橋台造りには モルタル船「世紀」に乗り込んで 昼夜を問わず仕事をしました
鉄で作った 大きな型枠の中にいっぱいの栗石が入っていおり その中に何本ものパイプを通して
底からモルタルを 休み無く注入していきます
モルタルを機械が練り 注入する段階で 機械が自動で不良を選定し 途中の段階で排出されるようになっており
それらを土のう袋に入れて 船外へ出すため 甲板まで運び出します
きつい仕事でした
人に使われるのではなくて 機械に使われていました
朝方 交代要員が 霧で通船が出港出来なくて
交代できずに 何時間も延長して 食事もなしで仕事をしました
与島の石切り場では 橋脚の基礎工事にも従事しました
一日に1000立方メートルのコンクリート打設でした
6インチのゴムホースから出てくる生コンクリートは 強度を保つために堅くて
太い大きなバイブレーターを数人で持ちながら締め固めます
表面に あく とか 泡が 溜まったものは バキュームで吸い取りもしました
ポンプ車3台で 15時間もかかっての打設でした
もう 30年近くにも なるのかな
瀬戸大橋を 通るたびに思い出します
風景写真を 見るたびに思い出します
今となっては 貴重な経験でした
Posted by ゲート at
06:20
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